エギング王国広島 エギング寅さん
アオリイカを求め、エギング寅さんが広島から通うエギング漫遊記

第5話 男はえぎんぐ・望郷編 7 years ago
温泉津での一瞬の恋。。。そしてスタミナ切れの浜田

ワタクシ、うまれも育ちも安芸の国広島、芸難病院で産湯をつかい、性は青里、名は寅次郎、人呼んで「エギングの寅」と発します~♪

一度変われば二度変わる三度変われば四度変わる、淀の川瀬の水車(みずぐるま)、誰を待つやらくるくると。ゴホンゴホンと波さんが、磯の浜辺でねぇあなた、あたしゃあなたの妻じゃもの、妻は妻でも『阪妻(ばんつま)よ』ときやがった。

第5話は第4話のエギングロッド・ダイコー エスカペード購入後の物語です。

ダイコーのいわゆる「最高級エギングロッド」を手に入れ、急に腕前も上がったような錯覚に陥る、エギングの寅。さっそく使ってみたかったものの、松江はそぼ降る雨。かめや釣具松江店の向かい側のマクドナルドで、オーミ会長、まるもっさん、宮田様、一休師匠とミーティング、てか腹ごしらえ

スマイル ¥0

真夜中だというのに、おネェちゃんがバイトしている。えらいなぁ。

ニュー・エギングロッドを手に入れたおかげで至極ご機嫌な寅でした。ポテトのLとコーヒーで小腹がすいていたのを何とかしよう、という感じです。って、みんなしっかりハンバーガー食ってるし、しまったか^^;と思わないでもなかったが、ニューロッド購入の押し寄せる興奮に、そんなことはどうでもよいよい。という感じだった。さらに釣り仙人・宮田様がみんなのマックの料金をおごってくれた!!!すげぇ嬉しい!!ってか、なんて太っ腹!!!ごっちゃんです!!!!

それにしても、マックのメニューのスマイル ¥0ってなかなか面白いが、これが若いネェちゃんだからいいけど、おばさんやオッサンのスマイルだったら、ただでもいらん気が‥‥、いやいや、ムッとされているよりはよいか。

それにしても同じくらいの時給なのに、マックやミスタードーナツのアルバイトの子達は愛想がいいよな。セブンイレブンやローソンなんかのコンビニエンスストアは、ちらっともお客さんを気に掛けないことも多い。

コンビニの場合、「異常に気合の入った」オジサンが(たぶんその店のオーナーとかなんだろうが...)「いっらっしゃいますぅぅぅええええ」とテノール歌手のように喉を鳴らしている店が多いっス。そんなオーナーさんとバイトさんの温度差が妙に心地悪いときがあるよな。

さてさて...

とりあえ作戦会議を終え、っていうよりマジで食っただけだけど。一行は「釣りごろ釣られごろ」でも紹介されたエトモ(漢字わからんぞぉぉぉ)へ進路をとった。途中「ここがラスコン(ラストコンビニ)のはずです」と一休師匠のいうポプラで酒と食い物を調達。まっこのあと三軒ほどコンビニがあったが...

目的地のエトモで、ほんのささやかな酒盛り。雨がまだ降ってるのに頑張っているエギンガーがすでにいた。でも、先に呑んじゃおうって感じでワシらはクピクピ飲んで気分だけ盛り上がる。護岸には多数の墨跡。否が応でも期待が高まった。
松江でポン

空が白み始める前から、寅と一休師匠は待ちきれず海へ。一心不乱にエギングロッドを振る。それにしても、ダイコー・エスカペードはなんて出来の良いロッドだろうか。というより、その類まれなるパワー感がすごい。じゃじゃ馬的ロッドでコントロールが難しいものの、ツボにはまったときのエギの飛距離は眼を見張るものがあった。本格エギング2回目の寅でも「おおっ」と思うほどエギがカッ飛んでいくときがあった。

寅と一休師匠が釣りに没頭してるとき、オーミ会長、まるもっさん、宮田様は仮眠。オーミ会長はひとりで松江まで運転してくださった。ありがたやありがたや。疲れるのも無理もないってとこです。そんな3人もそらが白み始めるか否か、という頃合に釣り人の本能か起きてきて攻撃を開始した。

さすがの好ポイント。あちこちに無数の墨跡。そしてエギンガーたちがドンドン押し寄せてくる。ん???どうもあとから、来るエギンガー来るエギンガー、皆が、沖の防波堤に一目散に歩いていく。それも護岸には目もくれず。これは本命は沖か???寅と一休師匠は車近くの護岸を見切り、沖の防波堤に。オーミ会長、まるもっさん、宮田様ははそのまま護岸でしゃくりいんぐぅ!ということになった。。。

3時間ちょっとしゃくっただろうか...5人とも音沙汰無く、気持ち切れ。進路を南へ向かうこととなった。
そして温泉津へ

道中でアチコチソチコチと護岸や防波堤をのぞくも、これといった場所も無く5人はさまよい続けた。一路南へ浜田で散ろうとみんなの意見が一致するが、さすがにオーミ会長に疲労の色が...ということで休憩をかねて温泉津で寄り道をすることとした。

じつはエギ寅としては温泉津に期待を持っていた。ワシのバイブル「男はつらいよ 第13作 寅次郎恋やつれ」にて寅さんが温泉旅館の番頭として滞在した温泉津。寅さんはおいちゃんやおばちゃんに温泉津の話をして聞かせたのだが、朝飯のメニューを語る部分で「朝獲れたばかりのイカの刺身、これをどんぶり一杯いただく」とある。まさにイカのメッカなのだろうと勝手に期待していた。

しかし、昭和49年に上映した映画の話のいうようには行かず、温泉津の防波堤で数時間しゃくってみたが誰一人アタリをとれず撤収。ワシとしては哀愁の温泉津に未練たらたらだったので、帰路の途中、釣師4人には車でまっていてもらいみやげ物屋に立ち寄らせていただいた。
ひとときの恋とソフトクリーム (村上H風?)

男が足を踏み入れてしまった誰一人客のいない、その土産物屋の店内は、こざっぱりと整理整頓され、田舎の土産物屋にありがちなうす汚さは無く、むしろ洗練された心地よさを誇らしげにしているかのようだった。

カウンターの中には、色白でまさに容姿端麗といった形容詞がぴったり来る、どことなく寂しげな女性が、釣り人風情の客に戸惑っているかのようだった。男はその女性の首筋の美しさに見惚れてしまいそうだったが、ジロジロ見つめるのも失礼な事だと心の中で少し反省しつつ、つい目をそらしてしまう。

男は祖父の家で待っている子供と妻にと土産物を探し、手に取ってみる。一見すると土産物をせっせと選んでいるのだが、男の心はカウンターの中の女性に奪われかけていた。が、男は冷静さを取り戻そうと波打つ心を抑える。

店内の大きなスクリーンには神楽の紹介が流れている。その幻想的なスクリーンの中とほんのちょっと薄暗い店内、きれいに並べられた焼き物、そしてガラス越しに見える店の外の空の明るさ、全てがどこかバランスを失っているかのようだった。

じりじりと時間が流れる中、やっとのことで決めた土産物を手に、男はツカツカとカウンターへ向かう。足取りこそ急いでいるかのようだがこの会計が終わる前にこの女性に何か話しかけたいという気持ちが押し寄せていた。

何を話そうかと考えていたものだから、どうもその間ずっと男はただただ女性の顔を睨みつけている形になってしまった。そんな男の不可思議な様子に首筋のきれいなその女性はまるで気付かない、いや気付いていたとしてもあえて無視するかのように、美しい微笑を投げかけて見せた。

その女性の柔らかな微笑みに男の緊張感はほぐれ「そうだ焼き物のことをきこう」と心の中で三度ほどつぶやいたのち「この辺の焼き物は何焼きっていうんですか?」と白く美しい首筋をもつ美しい女性に尋ねた。女性は少し得意げに「温泉津焼きといいます。この横の道路を上がっていったら焼き物の体験が出る場所があるんですよ」と話した。

貴女と一緒に行けるのなら行ってみたいですね。と男は心の中で2回半ほど輪唱した。たとえ外の車に友人達を待たせていなかったとしても決してそんな事を言うつもりはないのだが、その時はなぜか男は心の中で確かに2回半「貴女と一緒に行けるのなら行ってみたいですね。」とつぶやいた。

男は会計を済ませると、急にその場を立ち去らなくてはならない現実が嫌で嫌で仕方なくなった。このときを最後にきっとこの白く美しい首筋をもった、どことなく寂しげな容姿端麗という言葉が良く似合う女性には二度と会うことはないだろう。そう思った男はおもむろにこう言った。あっソフトクリームください。

後ろ髪を引っ張られる思いを振り切りながら、ソフトクリームを受け取ると男は友人達の待つ車にもどった。そして女性の白く美しい首筋よりも白くて冷たいソフトクリームを愛おしそうに食べた。
浜田スタミナ切れ

そんな感じで、妄想をしていたのだけど、とりえず一行は浜田へ向かった。浜田で、また釣り仙人・宮田様にごちになった。ワシは調子に乗ってアワビ入りのそばを食ってしまった。美味い、美味すぎる。アワビよお前はどうしてそんなに美味いのだ。よし、この俺様がこの世に存在する貴様のDNAを食い尽くしてやろう。。。とひとり物思いにふけるほど、アワビって美味い。。

そして満腹を抱え、浜田の釣り場に到着。日曜日の夕方ということもあり、引き上げるエギンガーも多い。前の週に20時前後に一休師匠がキロ級をやっつけている場所だ。車から降りると一目散でダッシュし一番のポイントをゲットする。

しかし、そのダッシュが...足に来た。。だんだんフラフラになる。買ったばかりのニューエギングロッド、剛竿のダイコーエスカペードに右腕の握力は奪われてしまっていた。エギが飛ばない。まっすぐ飛ばない。コントロールが出来ない。となりのにいちゃんが心なしかムッとしている。そして....

眠い...まずい、あと2時間弱でゴールデンタイムなのに....そして、その様子を見ていたオーミ会長が

そろそろ帰ろうか。

その言葉をきかなくても緊張の糸は切れていた、と思う。むしろ「待ってましたよ旦那様!」という感じだったと思う。即座にその意見に賛成し撤収を決定した。とてもホゲルンブラックしまちゃんの真似はできない。

そして、ホゲルンレッドこと一休師匠を残して我々初老の四人組は車に戻る。一休師匠があきらめて帰ってくるまで車で寝ていよう!と堅い決意をし片付けていたら、後方からトボトボ一休師匠の姿が。ホゲルンジャーでもヘバルンジャーのようだ。

そりゃそうだよな、広島市内についてから、一休師匠はさらに因島まで帰るんだもんな...と思いつつ、松江~温泉津~浜田の釣り旅行珍道中を終えたのであった。

その翌日...

なっなんとワシらがポテチンだった松江のエトモで、巨チヌ師としておなじみのこばしんさんが


キロ級ゲーーーーーーット なんじゃりゃ^^;





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